正社員としてラーメン屋で働く場合、年収はどのくらいでしょうか。立地や店舗規模、役職などによっても年収には幅があります。職域による平均年収の目安や、独立開業した場合の年収を見ていきましょう。
一般スタッフと店長の平均年収を調査しました。
一般スタッフとは、正社員のホールスタッフ、キッチンスタッフのことを指します。
| 平均年収 | 約412万円 |
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正社員の平均年収は約412万円となっており、月収に換算すると約34万円となります。ちなみに初任給は22万円程度が相場となっているようです。新卒や未経験で入社した場合、月給20万円前後からスタートするケースが多いかもしれませんが、経験やスキルを積むことで昇給のチャンスがあります。飲食業界は「年功序列」よりも「成果主義」が色濃く、実力次第で早期に昇格・昇給も可能です。
なお、給与水準が最も高い地域は関東で、最も低いのは北海道・東北、次いで四国となっています。(※2025年2月19日調査時点のものになります。)
首都圏に近いほど年収も高いということになります。
店舗の責任者である店長や、複数店舗を統括するエリアマネージャーになると年収は上がります。ラーメン屋の正社員で、役職である店長の平均年収は以下の通りです。本部やオーナーから店舗を一任されており、マネジメントから調理・ホールまで幅広い業務があります。
| 平均年収 | 約500万円 |
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店長の給与は、月収に換算すると30〜40万円ですが、雇用されている立場でありながら、経営者として店舗の切り盛りをする経験は、他業界ではなかなかできないでしょう。
単に店舗の運営をすれば良いのではなく、利益を追求する経営手腕も問われます。
ラーメン屋で正社員として働く場合、どのくらいの給与がもらえるのかは、いくつかのポイントによって変わってきます。特に20代でこれからキャリアを築いていく人にとっては、知っておきたいポイントです。
都心の人気店や商業施設内の店舗など、忙しいエリアほど給与が高めに設定されていることが多いです。お客様が多い=売上が安定しているため、その分、社員にも還元されやすい傾向にあります。
例えば深夜まで営業しているお店では、深夜手当や残業手当がつくことも。長めのシフトに入れば、その分お給料に反映されるので、稼ぎたい20代には嬉しい環境と言えるかもしれません。
入社後、現場で経験を積んでいく中で、副店長や店長といった役職を任されることも。ポジションが上がれば、役職手当やボーナスの対象になり、年収も自然とアップしていきます。特に人をまとめる力や、調理の技術がある人は早く評価されやすいです。
最近のラーメンチェーンでは、若手社員の成長を支えるキャリアアップ制度を整えている企業も増えてきています。「何を頑張れば昇給につながるのか」が明確にされていた方が、自分自身のモチベーションにもつながるでしょう。
ラーメン屋で経験を積んだ先に、「自分の店を持ちたい」と考える方も少なくありません。では、実際に独立すればどのくらい稼げるのでしょうか? 日本には約32,000軒のラーメン店があり、その市場規模は約6,000億円とも言われています。そのうち、チェーン店が約8,000店舗(売上:約4,300億円)、個人店が約24,000店舗(売上:約1,700億円)と、チェーンが売上の大部分を占めています。
単純計算すると、
という違いがあります。
もちろん、個人店の中にも人気店・繁盛店は存在し、月商400万円以上を稼ぐ店も多数あります。ただし、平均的に見ると、安定した集客や売上を作るのは簡単ではないのが現実です。
この差は、立地の良さやブランド力、コンセプト設計の巧みさなどが大きく影響しています。言い換えれば、これらの点でチェーン店以上に魅力的な店舗づくりができれば、個人でも十分に勝負できるということです。
また、最近ではフランチャイズ加盟による独立も選択肢のひとつ。開業支援やノウハウの提供、仕入れルートの共有など、未経験者でも始めやすいサポート体制が整っているため、競争の激しい業界でも生き残れる可能性が高まります。
ラーメン屋の正社員は、経験や役職によって年収アップが見込める仕事です。店長やマネージャーになれば収入はさらに安定し、独立すれば高収入も可能。立地や企業の評価制度などで差は出ますが、20代からキャリアを積めば“稼げる力”をしっかり身につけられる業界です。
当メディア「飲食らぶ」では、ラーメン屋で働く方にインタビュー!就職をしたきっかけ、お仕事のやりがいについてお話しを伺いました。ぜひ、ラーメン業界に興味のある方はチェックしてみてください。